さな・わーるど

〜花の庵〜
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思 慕    〜コスモス〜




思慕


〜こすもす〜



私の背より高く伸びたこすもす畑
振り仰いでみれば
夏の名残りの陽は燦燦とふり
眩しさに目を閉じた


まぶたの裏に
ふと懐かしい面影が浮かぶ
私が小さな頃に幾千の風になった父


草いきれ匂いたつ中
まぶたを閉じて幻を追いかけた


片手に持った父のお土産はこすもすのぬりえ
丁寧に丁寧にぬりあげた幼い日


あまりにも小さかった私は
こぶしの中に納まってしまうほどの想い出に
切なさと哀しみを秘めて年を重ねた


風が立ち・・・


こすもすが咲きはじめると
父恋うる私がいる


幾つになっても

幾つになっても・・・



 ポチッとよろしくm(__)m



 




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